HOME > 指圧うんちく・中級編
指圧看板

指圧うんちく・中級編

押圧法と圧迫法

「押圧法」と「圧迫法」は似て非なるものになります。

初級編にも書きましたが、「自支」が出来ている事が大前提になります。

「圧迫法」とは、簡単に言えば圧迫する・・・体重や手の力だけで圧迫。

大多数の手技療法は、こちらに属します。

「押圧法」は自分の体重を、自分で支えていますので、

「押す」際に、任意の圧任意の方向に加えられます。

この違いが、どれだけ決定的に違うのか・・・。

把握動作

把握・・・言葉通り「掴む」です。

よく言う「わしづかみ」などとは違い、

圧の強さ・圧の方向の精密度に関わります。

これも押圧法(指圧)の必須項目になります。

逆の言い方をすれば指圧に、あん摩の「こねる」は存在しません。

こねる・・・圧を加えている祭、指を動かせば、

圧の方向が変わってしまうからです。

しめ

把握動作に付随する操作です。

把握したと同時に「しめ」操作が入らないと、

把握の固定が、大変になります。

主に使われるのは、手首・肘・ワキ・・・など。

慣れてくれば、肩・腰・足首など・・・色んな個所で「しめ」ます。

足趾操作

指圧に「自支」は必須です。

・・・と言う事は、体重を支えている足。

この操作も重要になってきます。

移動動作」と「加圧操作」あえて分けると、2つに分かれます。

押すポイントまで・・・移動。

押す(自支しながら)・・・加圧

きちんと習得すると、この動きが一緒になります。

情動

情動とは・・・本能と理性の間

いわゆる「自律神経」に属します。

情動は簡単な事で乱れ、呼吸一つで変化します。

この乱れが、様々な「不定愁訴(だるい・疲れた)」を引き起こし、

それが、重篤な疾患に進行していきます。

押圧法(指圧)は、この操作に長けた治療法。

まれに他の治療法でも、情動操作が可能な方が居ますが、

これは、その方の熟練の技に因るものです。

押圧法(指圧)は、これが出来なければ指圧ではありません。

情動の操作・・・これが「脳を押す」事になります。

信頼

施術者と患者さんは、信頼で繋がっています。

人間性で仲良くなり、信頼を得るのも良いですが、本業は指圧師です。

信頼を得る為には、施術者に技術が必要になります。

技術とは、指圧に因る情動操作「悪魔の技」。

悪用すれば、犯罪にも繋がります。

しかし正しく使えば、これが押圧法の真骨頂であり、

どんな症状に対しても、治療が可能な秘密です。

▲ページトップに戻る

inserted by FC2 system